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両親へ結婚挨拶(当日編)

両親へ結婚挨拶(当日編)

前回は、結婚の報告や結婚の挨拶のための準備をお伝えいたしました。しっかりと準備をしたら、後は当日を迎えるのみです。結婚の報告や挨拶は、一世一代の大舞台の1つ。後悔しないよう、前もって予習しておくと良いでしょう。

マナーを守って

義両親となるお相手のご両親は、やはりあなたがどんな人なのか、信頼出来る人なのか、結婚相手として見極めようとしています。
そんな時にマナー違反なことをしてしまうと「こんな人が大切な娘(息子)の結婚相手?!」と、結婚の報告や挨拶に良い顔をしてもらえなくなってしまいます。
ご両親に好印象を与えるために、結婚の報告/結婚の挨拶のマナーを復習しておきましょう。

遅刻はしない

● 結婚の報告/結婚の挨拶当日遅刻はしない

当然のことですが、結婚報告/挨拶当日の遅刻は厳禁。かといって早すぎる訪問も迷惑になってしまいます。
相手の家に到着するベストな時間は、約束の2~3分後です。ご両親があなたを迎える準備ができた頃に、玄関のチャイムを押して挨拶をしましょう。

コートや帽子は脱いで

● 結婚の報告/結婚の挨拶時はコートや帽子は脱いで

コートや帽子をかぶったまま家に上がるのはマナー違反。コートを脱ぐ正式な場所は、相手の家の敷地内に入る手前です。
よく玄関前でコートを脱ぐ方がいますが、そこはすでに相手の家の敷地内。門の前で脱ぎましょう。また、靴を脱ぐ時は前を向いて脱いで、斜めに屈んで靴の向きを変えます。ついつい玄関の入口を向いて靴を脱いで揃えがちですが、それもマナー違反です。

お土産を渡すタイミングは・・・

● お土産を渡すタイミング

お土産を渡すタイミングは2種類あるのをご存知ですか?
要冷蔵のものを渡す場合は玄関、常温保存のものを渡す場合は家の中に入って挨拶する時、というのがマナー。
また、渡す時に「つまらないものですが」と謙遜するのも印象が良くありません。「お好きだと伺ったので」「自分の好きな物のお菓子です。お口にあえば良いのですが…」など、そのお菓子を選んだ理由を一緒に伝えましょう。好き嫌いや値段よりも、ご両親としては気を遣ってくれた気持ちが嬉しいものです。

● 上座と下座

上座は奥の席、下座は入口の席です。上座をすすめられても下座に座る方が良い印象を与えます。
しかし、断ってもすすめられた場合、さらにそれを断ると印象が悪くなります。素直にお礼を伝えて座りましょう。また、家主が部屋に来るまでは、和室の場合は入口付近に座って待機しておくのがマナーですが、ご家族などから「ほら、こっちに座って」と声をかけられたら素直に従いましょう。

ご両親に気に入ってもらうために

誰でも、義両親には気に入ってもらいたいと思うものです。そのためには、マナー以外にも大切なことがあります。

思い出話は素直に聞いて

● 思い出話は素直に聞いて

ご挨拶に行った際にご両親が内輪ネタや思い出話を始めたときは、話題を変えずに素直に耳を傾けましょう。
話の腰を折らないことは大切ですが、話していて質問したいことがあれば、空気が悪くならないように気を付けながら尋ねてみましょう。興味を持って聞いてもらえていることに、ご両親は嬉しく思います。また、面白かった場面では一緒に笑って大丈夫です。

悪口は厳禁

● 悪口は厳禁

何よりも大切なのは、穏やかな笑顔。義両親の前で、会社の愚痴を言ったり、人の悪口を言ったり、ましてや冗談でも相手の欠点を言うなどしてはいけません。「ごめんなさいね、おっちょこちょいな娘で」など、親は自分の子に対して謙遜します。そんな時に「そうですね」と言ってしまったら、せっかくの結婚報告が台無しになってしまう可能性もあります。
そこは「そんなことないですよ。〇〇さんはとてもしっかりしていて、一緒にいて尊敬します」や、「おっちょこちょいなところも魅力の1つです。それに、誰よりも優しくて一生懸命で、とても素敵な方だと思っています」など、褒める方向に話を向けましょう。