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ブーケの由来と言い伝え

結婚式は正式な儀式。
そのため、使用するアイテムのひとつひとつに由来や言い伝えがあります。
花嫁の持つブーケも、いまや当たり前のように
どの花嫁も手にするマストアイテムですが、その由来をご存知でしょうか?
ブーケの由来や言い伝えなどについてご紹介します。

手作りブーケのすすめ

せっかくのハワイウェディングだからこそ

近年は日本でも主に教会式の演出として人気を集めている「ブーケ・ブーケトニアの儀式」は、中世ヨーロッパの言い伝えに由来しています。 「あなたにプロポーズします」「あなたのプロポーズを受けます」という証なので、本来ウェディングにおいてブーケの費用は新郎が負担して新婦に贈るのが正しいと言えます。

ブーケ・ブーケトニアの儀式

  1. 新郎が先に入場し、バージンロードを歩きながら参列者から12本のバラの花を集めてブーケを作り、祭壇の前で待ちます。
  2. 父親にエスコートされた新婦が入場し、祭壇の前で新婦の父は新郎に娘のエスコートを交代します。
  3. 新郎は新婦にブーケを差し出しプロポーズ。
  4. OKの証として新婦はブーケの中から1本花を抜き取り、ブートニアとして新郎の胸ポケットに挿します。

12本のバラの花束(ダーズン・ローズ)

言い伝えでは青年が集めたのは12本のバラの花。そこから12本のバラにはそれぞれ「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」という意味があり、新郎の新婦に対する誓いの象徴と考えられるようになりました。

ブーケ誕生の物語

愛する女性にプロポーズすることを決めた一人の青年が、村の花を集めて束にしたものを渡して結婚を申し込みました。彼女はその花束から1本抜き取って青年の襟元に差しながら「よろしくお願いします」と答えました。 結婚の許しを兼ねて村人一人ひとりから集めた、彼女の家に向かうまでの道に咲いていた花を全て摘んだ、など花の集め方は諸説ありますが、いずれにしても青年は努力の末にブーケを作ったようです。

ブーケに選ばれる花

ブーケに選ばれる花

演出でブーケ・ブーケトニアの儀式を取り入れる場合はバラのブーケを使います。バラは色や種類が豊富なので、よく選ばれる白や赤以外でも自分らしい色を選んだり複数の色を選んだり、色選びが楽しめるでしょう。そのまま「ダーズン・ローズ」という名前の品種もあるので、品種が指定できるようであればこれをオーダーするのもいいですね。
また、ウェディングブーケには魔除けの意味があるとも言われています。地域によっては魔除け効果のあるハーブを束にして、花嫁が幸せな結婚生活が送れるように願いを込めていたそう。
今でも結婚式で白いブーケが主流なのは、魔除けの色とされている白が悪いものから花嫁を守るという意味でもあるのです。ハーブをミックスした白い花をブーケにするのもおすすめです。